当会では2018年度より、全日本ろうあ連盟が実施する旧優生保護法による強制不妊手術の実態調査をはじまりとして、以下の取り組みを続けています。
 ご本人やご家族で心当たりのある方がおられましたら、大阪ろうあ会館までご相談ください。
 厚労省の一時金支給(一律320万円)に関する相談、手続きに関する支援も実施しています。お気軽にご相談ください。
 ※相談に来られた方の個人情報等の秘密は厳守します。

【ご相談窓口】
※大阪ろうあ会館 旧優生保護法相談窓口
FAX:06-6748-0383 電話:06-6748-0380
・平日(月~金)9時~21時まで、土曜日9時~17時半まで開館しています。

■ 全日本ろうあ連盟「聴覚障害者の強制不妊手術等の実態調査及び一時金支給手続きについて」

■ 大阪府「旧優生保護法に関する取り組みについて」

■ 厚生労働省「旧優生保護法による優生手術等を受けた方へ」

●公益社団法人 大阪聴力障害者協会のこれまでの取り組み
1.2018年4月5日:全日本ろうあ連盟の実態調査開始により、緊急常任理事会を開催。
 調査期間を2018年5月25日までとし、登録調査員を人選。
2.2018年4月29日:近畿ろうあ連盟主催の緊急学習会
 会場は大阪府谷町福祉センター、講師は辻川圭乃弁護士。
 調査の説明は全日本ろうあ連盟福祉・労働委員会 大竹浩司委員長(当会会長)
3.2018年6月9日:第66回全国ろうあ者大会(大阪)期間中に全日本ろうあ連盟が記者会見(「エルおおさか」にて)
 ・朝日新聞記事
4.2018年8月10日:大阪の実態調査 中間報告会を実施
 大阪府谷町福祉センターにて、参加者91名。大阪弁護団からも3名参加
 ・ろうあ大阪2018年9月号記事
5.2018年9月2日:ろうあ者日曜教室「旧優生保護法とは」講師:中岡正人常任理事
 西成区民センターにて、参加者27名
 ・ろうあ大阪2018年10月号記事
6.大阪の実態調査件数 2018/9/30時点で被害者10名(全員女性)、件数14件(不妊6件、中絶8件)
7.大阪の実態調査件数 2018/10/31時点で被害者13名(男性1名、女性12名)、件数19件(断種1件、不妊8件、中絶10件)
8.大阪の実態調査件数 2018/11/30時点で被害者15名(男性1名、女性14名)、件数21件(断種1件、不妊10件、中絶10件)
9.2019年1月30日:野村太郎さん・花子さん夫婦(仮名)が大阪地裁に提訴(呼びかけチラシ
 聴覚障害者としては兵庫、静岡に続き3例目。
 ・ろうあ大阪2019年3月号記事
 ・朝日新聞記事
 ・毎日新聞記事
10.2019年4月17日:野村夫婦 第1回公判(呼びかけチラシ
 ・ろうあ大阪2019年6月号記事
11.2019年5月19日:大阪三団体主催で「旧優生保護法に関する学習会」を開催(淀川区民センターにて)
 講師:藤木和子弁護士、参加者70名(ろう者25名、聞こえる人45名)
12.2019年5月27日:野村夫婦 第2回公判(呼びかけチラシ
13.2019年6月11日:大阪弁護団との懇談会を実施(大阪弁護士会館にて)
 野村夫婦への支援で気づいたこと、法廷内での情報保障等について議論
14.2019年7月11日:第1回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 チーム体制と11/18公判における証人の人選等について審議
15.2019年10月24日:第2回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 今後の支援方法、一時金申請の周知等について審議
16.2019年11月18日:野村夫婦 第3回公判(呼びかけチラシ
 礒野副会長証人尋問
 ・優生保護法被害弁護団サイト
17.2019年11月21日:第3回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 11/18裁判の報告、11/25傍聴の確認、学習会の実施や来年度以降のチーム運営等について審議
18.2019年11月25日:野村夫婦 第4回公判
 野村太郎さん、花子さん、花子さんの長姉証人尋問
19.2019年12月13日:2組目の聴覚障害者夫婦(加山夫婦)が大阪地裁に提訴(呼びかけチラシ
 ・毎日新聞記事
 ・優生保護法被害弁護団サイト
20.2019年12月19日:第4回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 12/13提訴行動の報告、連絡体制の整備、学習会の実施等について審議
21.2020年1月30日:第5回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 各ブロック学習会、ブックレット販売状況、チーム会議資金収支等について審議
22.2020年2月20日:第6回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 各ブロック学習会、ブックレット販売状況、来年度のあり方等について審議
23.2020年7月17日:野村夫婦 第5回公判(結審)
 弁護団より最終準備書面を提出、野村太郎さん・花子さんより最終意見陳述
 報告会はZoomによるオンライン集会となり、礒野副会長が経緯報告
 2組目のろう夫婦の初回公判は10月15日(木)に行われる。
24.2020年8月26日:各ブロック学習会の日程決定(時間はいずれも14時~16時)
 ・京阪ブロック:9月12日(土)寝屋川市にぎわい創造館
 ・河内ブロック:10月10日(土)八尾市立障害者総合福祉センター
 ・泉州ブロック:11月14日(土)岸和田市立福祉総合センター
 ・北摂ブロック:12月12日(土)高槻市立障害者福祉センター 中止
25. 2020年10月15日:2組目のろう夫婦(加山徹さん・まり子さん)初公判
 報告会はZoomによるオンライン集会となり、大竹会長が経緯報告
26. 2020年11月30日:野村夫婦 判決(呼びかけチラシ
 判決は残念ながら、除斥期間を根拠とされ敗訴。しかし仙台地裁に続いて憲法13条(個人の尊重、幸福に生きる権利)に違反することに加え、新たに憲法14条(法の下の平等)についても違憲であることが示された。
 記者会見に大竹会長、野村夫婦出席。報告会はZoomによるオンライン集会となり、礒野副会長が所感を述べた。
 ・優生保護法被害弁護団サイト(声明)
 ・毎日新聞記事
 ・朝日新聞記事
 ・産経新聞記事
27. 2020年12月14日:大阪地裁判決を受けた緊急声明を発表
28.2020年12月24日:第7回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 新体制の確認、裁判進捗、各ブロック学習会、ブックレット販売状況等について審議
29. 2021年6月12日:全日本ろうあ連盟評議員会で「優生思想を根絶する運動を強化する特別決議」が採択
30. 2021年11月29日:「強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト」主催の院内集会が参議院議員会館で開催。当会はオンラインで参加、礒野副会長が3分間のスピーチ。
 ・礒野副会長スピーチ原稿
 ・毎日新聞記事
31. 2021年11月30日:野村夫婦 大阪高裁控訴審 第1回弁論(呼びかけチラシ
 当会から7名が傍聴、報告集会で大竹会長がスピーチ。障害者差別のひどい時代に、情報保障も発言機会も与えられなかった人たちに除斥期間を適用することは違法であるとし、憲法第17条(国・公共団体の賠償責任)が争点となる。
 ・ろうあ大阪2022年1月号記事
 ・毎日新聞記事
 ・朝日新聞記事
32. 2021年12月12日:「旧優生保護法を支援する福岡の会」2周年企画
 大阪は旭区民センターに視聴会場を設け、8名が参加。裁判を行っている全国7地域のリレースピーチでは、礒野副会長が4分間のスピーチを行った。
 ・礒野副会長スピーチ原稿
33. 2022年1月11日:大阪の裁判支援三者(大聴協、おおさか旧優生保護法を問うネットワーク、弁護団)と大阪府の懇談予定だったが、直前に府から延期の申し入れ
34. 2022年1月21日:法人後援会大学習会「旧優生保護法とは?~これからの取り組み~」
 講師:長宗常任理事 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター4階 19時~21時 参加者43名
 ・ろうあ大阪2022年3月号記事
35. 2022年2月8日:「2022.2.8優生保護法裁判の勝利をめざす全国集会」
 大阪会場は大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター4階に設けられ、当会より9名が参加。野村夫婦も会場からメッセージを発信された。泉房穂明石市長による明石市旧優生保護法被害者等支援金の紹介もあった。
【賛同団体(大阪)】
 ・大阪手話サークル連絡会
 ・大阪手話通訳問題研究会
 ・社会福祉法人大阪聴覚障害者福祉会
 ・全国ろう重複児・者家族連絡会
36. 2022年2月15日:加山夫婦公判 大阪地裁
 当会より提訴行動と傍聴に7名参加。礒野副会長が証人尋問。
37. 2022年2月22日:野村夫婦 大阪高裁控訴審判決 14時半開廷(呼びかけチラシ
 当会から傍聴に10名参加。全国で初めて、国に賠償を求める判決。除斥期間の「時の壁」に対する正義の解釈がなされた。
 ・全日本ろうあ連盟
 ・優生保護法被害弁護団サイト
 ・毎日新聞記事
 ・朝日新聞記事
 ・朝日新聞「論座」
 ・西日本新聞社説
 ・山陽新聞社説
38. 2022年2月24日:全日本ろうあ連盟、旧優生保護法裁判支援全国集会実行委員会が、国が最高裁へ上告しないよう働きかける署名・FAX運動を開始。〆切3月8日まで。
 ・当会ホームページ
39. 2022年3月3日:当会より「旧優生保護法被害訴訟大阪高裁判決を受けての緊急声明」を発信。全日本ろうあ連盟が日本聴力障害新聞 号外を発行。
40. 2022年3月4日:旧優生保護法裁判支援全国集会実行委員会が「3.4緊急院内集会」を実施。野村夫婦もコメントを寄せた。
 あわせて「大阪高裁判決に対する上告阻止運動」を実施。〆切3月8日まで。
 ・ろうあ大阪2022年4月号記事
41.2022年3月4日:第8回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 連絡網の構築、大阪高裁の上告阻止の取り組み、全国組織の情報交換等について審議
42. 2022年3月7日:国が最高裁判所へ上告。
 ・NHK NEWS WEB
 ・日経新聞記事
 ・優生保護法被害弁護団サイト(声明)
43. 2022年3月17日:旧優生保護法裁判支援全国集会実行委員会が「3.17緊急院内集会」を実施。野村夫婦もコメントを寄せた。
 ・NHK 解説委員室
44.2022年3月29日:第9回 大阪旧優生保護法対策チーム会議を開催
 大阪・東京高裁の上告について、学習会の開催、一時金の情報交換等について審議。今後は生野ろう学校裁判の支援も含めていくことになった。
45. 2022年4月11日:大阪三者会議を開催。今後の裁判、全国集会、一斉相談会、大阪府・大阪市要望について審議。
46. 2022年4月20日:旧優生保護法被害をめぐる全国一斉相談会を実施
 ・大阪相談窓口
 ・優生保護法被害弁護団サイト(一覧)
47.2022年4月25日:第10回 大阪優生思想対策チーム(旧優生保護法対策チームから名称変更)会議を開催
 全国組織化に対する意見内容の検討、大阪三団体での学習会開催、アピールするためのデモ等について審議した。
48. 2022年5月10日:旧優生保護法裁判支援全国集会実行委員会が「優生保護法問題の早期・全面解決を求める院内集会」を実施(呼びかけチラシ
 この集会をもって、全国組織として「優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会」(優生連)が発足した。共同代表者の一人に、全日本ろうあ連盟の大竹副理事長(当会会長)が選出。
 ・「優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会」発足のご報告
49. 2022年6月16日:加山夫婦結審 14時~大阪地裁
50. 2022年8月27日:法人後援会大学習会「旧優生保護法を考える~ろうあ者の人としての尊厳を取り戻すため~」
 講師:礒野副会長 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター4階 10時~12時 参加者45名
 ・ろうあ大阪2022年10月号記事
51. 2022年9月22日:加山夫婦判決 14時~大阪地裁(呼びかけチラシ
 ・弁護団公式サイト
52. 2022年9月29日:加山夫婦が大阪高裁に控訴
53. 2022年10月2日:第72回近畿ろうあ者大会(大阪)開催(呼びかけチラシ)参加者479名。
 会場は大阪市立北区民センター、講師は泉房穂氏(明石市長)「旧優生保護法被害者等の尊厳回復及び支援に関する条例~明石市は被害者を見捨てない~」。終了後は大阪地裁までデモ行進を行った(デモ参加者105名)
 ・ろうあ大阪2022年10月号記事
54. 2022年10月25日:東京・日比谷野外音楽堂にて優生連主催の「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会」を実施。大阪三団体から8名(大聴協3名、大通研4名、大サ連1名)参加。中岡常任理事が野村夫婦、加山夫婦の思いを代読。
 ・NHK NEWS WEB
55. 2022年11月15日:大阪高等裁判所にて、兵庫の被害者の控訴審(最終陳述)。
56. 2023年3月23日:大阪高等裁判所にて、兵庫の被害者の判決。国に損害賠償を命じた。
57. 2023年3月28日:衆議院第1議員会館にて「優生保護法問題の早期・全面解決を求める3.28院内集会」を実施。
 当会より中岡常任理事、長宗常任理事を派遣。福祉情報コミュニケーションセンターでのオンライン視聴には、野村夫婦をはじめ13名が参加。
58. 2023年6月19日:国が「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律第21条に基づく調査報告書」を両院議長に提出。
 ・衆議院ホームページ
 ・産経新聞
 ・読売新聞
59. 2023年7月28日:加山夫婦公判 14時~大阪高裁(呼びかけチラシ
60. 2023年10月16日:加山夫婦結審 14時~大阪高裁(呼びかけチラシ
 ・朝日新聞
61. 2023年11月1日:優生連の主催で、東京・星陵会館にて全国集会を実施。大竹会長が連盟副理事長として参加。当会より中岡常任理事を派遣。当会より署名532筆を持参した。
 大阪では福祉情報コミュニケーションセンター4階でオンライン視聴会を実施。
 ・当会ホームページ
62. 2023年11月11日:大阪三団体主催で「旧優生保護法裁判学習会と決起集会」を開催。学習会講師は大矢暹氏。
63. 2023年12月19日:大阪市ブロック主催で旧優生保護法裁判学習会を開催。講師は長宗常任理事。
64. 2024年1月16日:大東市主催で旧優生保護法裁判学習会を開催。講師は中岡常任理事。
65. 2024年1月26日:加山夫婦判決 大阪高裁にて。地裁判決を覆す逆転勝訴(呼びかけチラシ
 ・優生保護法被害弁護団サイト
 ・NHK 関西 NEWS WEB
 ・朝日新聞
66. 2024年2月1日:最高裁署名2次〆切。当会として1,829筆を提出した(累計2,361筆)
67. 2024年3月21日:優生連院内集会(衆議院第1会館)。福祉情報コミュニケーションセンター4階に視聴会場を設け、加山さんが発言。当会として署名3,210筆を提出した(累計5,571筆)
 ・京都新聞記事