大阪ろうあ会館とは

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わたしたちの生活と権利を守る拠点 ―大阪ろうあ会館―

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(写真は谷町福祉センター時代のものです)

 大阪ろうあ会館は、昭和52年(1977年)に開所しました。谷町六丁目にあった、大阪府谷町福祉センター3階に法人事務所と大きな談話ロビーをかまえて事業を始めました。
 前年の昭和51年に、国が手話奉仕員派遣事業を開始したことにより、大阪府・大阪市の手話通訳派遣の事務所として、また大阪で暮らす聞こえない・聞こえにくい人の相談支援や、ゆったりと手話で話せるいこいの場として作られました。
 それから一貫して、手話通訳者の養成・派遣、ろうあ者生活相談など、聞こえない・聞こえにくい人のための福祉事業を行っています。

 平成23年(2011年)には、聴覚障害者情報提供施設事業を開始し、谷町福祉センター3階・4階フロアで、大阪聴力障害者協会事務所、各種事業の中心となる事務室、談話ロビーと情報ライブラリー、スタジオをかまえた構成になりました。

 大阪ろうあ会館は公益社団法人大阪聴力障害者協会の事業所のひとつで、他に大阪ろうあ会館玉造センター、守口障害者生活支援事業所みみ、大東市障害者生活支援事業所(みすみ、ごくでん)があり、いずれも聞こえない・聞こえにくい人が安心して暮らせる社会をつくるために、いろいろな事業を行なっています。
 現在、専任手話通訳者、生活相談員を含む63名(2024年4月1日現在。支所含む)の職員が、これらの事業に従事しています。

 令和2年(2020年)には、谷町福祉センターの老朽化による取り壊しにより、それまでセンター内で実施していた事業のうち、主に大阪府委託事業・聴覚障害者情報提供施設事業に関しては、新たに森ノ宮駅近くに建てられた、大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター3階に移転しました。
 公益社団法人としての本部は大阪ろうあ会館玉造センター内にあり、大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターでは、大阪府指定管理業務として、手話通訳者の養成、大阪府登録手話通訳者の派遣、聴覚障害者情報提供施設事業を実施しています。

生活相談
聞こえない・聞こえにくい人からの司法・医療・就労など各種の相談をおこないます。

手話通訳者派遣
必要に応じて手話通訳者を派遣し、聞こえない・聞こえにくい人の社会参加を促進します。

手話教室
言語である「手話」を府民にひろげるために、手話ボランティア、また手話通訳者を養成するための講座を開いています。

字幕入りビデオライブラリー
1000本を越える字幕付ビデオテープやDVDの無料貸し出しを行っています。

講師派遣
手話言語や聞こえない・聞こえにくい人に対する社会モデルの理解をひろめるために、講師を派遣します。

書籍販売
手話言語や聞こえない・聞こえにくい人に関する出版物を各種取りそろえています。

労働相談
聞こえない・聞こえにくい人の労働全般にかかる相談、ハローワークでの手話通訳、聞こえない・聞こえにくい人の職場定着のためのジョブコーチ派遣を行ないます。