絵本「がんばりやのおばさんと赤い小さな花のお話」発売中です！

「がんばりやのおばさんと赤い小さな花のお話」
（制作・出版：公益社団法人大阪聴力障害者協会）

作者の上平眞一さんと、このお話のモデルになった三宅久子さんとは、ある会社の上司と部下の関係でした。
三宅さんはその会社の清掃班として13年間働いたのち、定年退職することになりました。
清掃一筋、誇りをもって働きつづけてきた三宅さんに、なにか感謝の気持ちをあらわせないかと、絵心のあった上平さんは手書きの絵本を１冊作り、定年退職の記念に贈られました。

「三宅さんは清掃のプロ。13年間も会社中をピカピカに磨きあげ、花で飾っていただきました。
陰日向なく、面倒見がよく、まるで明るい小さな花のような人柄なんです。
それで三宅さんと花のお話を中心に仕事ぶりを絵本にしてみました。
ことばで伝えられない気持ちを絵で伝えられたら」とは、上平さんのことばです。
（「ろうあ大阪」平成９年６月１日号より）

そのことを知った社団法人（当時）大阪聴力障害者協会は、このお話が、多くの人たち、とくに小さな子どもたちとそのお母さんやお父さんに、手話に楽しんでもらえるよい機会になるのではと考え、手話の解説のイラストをいれて出版することにしました。
（絵本奥付「この絵本がつくられたいきさつ」より）

※この絵本は大阪聴力障害者協会のオリジナルです。他所では販売されていません。
割引価格：１０００円（税込）