優生保護法の被害者による裁判は、2022年2月の大阪高裁、3月の東京高裁、2023年3月の札幌高裁、大阪高裁(兵庫地裁控訴審)で原告が勝訴しました。
しかし国は上告受理申し立てをしました。そして、2023年6月の仙台高裁、札幌高裁判決では原告が敗訴し、原告側が、最高裁に上告受理申し立てを行ないました。真っ向から二つに分かれた判断は、最高裁へと移り、今後、最高裁の審議、判決は長引くことが予想されています。
2023年3月28日に開催した「優生保護法問題の早期全面解決を求める3.28院内集会」には、会場にあふれんばかりの人が集いました。その中で、与野党の国会議員が「早期の全面解決に力を」と約束されましたが、現状では「最高裁の判断待ち」としか思えない状況になっています。
原告や被害を受けた多くの方は、すでにご高齢で、一日も早い解決が求められています。
この署名が、優生保護法問題の早期の全面解決につながり、優生思想や優生保護法問題を自分の事として考えられる社会づくり、命を分けない社会の実現を願っています。
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