・2018年6月18日(月)午前7時58分に発生した、大阪北部地震につきましては、今のところ、大聴協会員の皆様から大きな被害の報告はありません。
・しかし、今後余震が発生する危険も残っており、当会としても協会内で情報収集等にあたっております。
・震源地に近く、被害の大きい北摂ブロックでも、北摂三団体と北摂聴覚障害者センターほくほくを中心として、支援にあたる体制を構築していきます。
・今後みなさんのまわりで、困ったことがありましたら各市区町・各ブロック役員、または大阪ろうあ会館までご連絡ください。
【ご相談窓口】
※北摂聴力障害者協会事務所(北摂聴覚障害者センターほくほく内)
FAX:06-6170-8483 eメール:dhokusetsu@gmail.com
・平日(月~金)9時~15時まで対応しています。
※大阪ろうあ会館
FAX:06-6768-3833 eメール:rouosaka@yo.rim.or.jp
・平日(月~金)9時~21時まで、土曜日9時~17時半まで対応しています。
※末尾には行政機関などへのリンクも設置しましたので、ご活用下さい。
■ 大阪府「府民の方々への支援等について」
●今までの取り組み
1.6/18午前7:58頃地震発生
2.大阪ろうあ会館職員安否、被害確認メール発信(6/18 午前8:31)
3.各ブロックへ被害確認伺い(9:01)
4.ほくほく内に災害担当をおきたいと北摂ブロック長、センター長に提案(9:07)
5.常任理事全員へ被害確認伺いメール依頼(10:16)
6.大阪府職員の訪問を受けて、谷町福祉センター耐震非対応と余震に備えて午後より臨時休館決定(12:00頃)
7.各ブロック長から順次報告あり、最終的には下記通り。
・京阪ブロック長より、京阪ブロック各市会員の安否報告(6/18 21:06)
・北摂ブロック長より、北摂ブロック各市町会員の安否最終報告(6/18 18:43)
・泉州ブロック長より、泉州ブロック各市町会員の安否最終報告(6/18 18:35)
・河内ブロック長より、河内ブロック各市会員の安否報告(6/18 17:30)
・大阪市ブロック長より、大阪市ブロック各区会員の安否報告(6/18 11:35)
8.大阪ろうあ会館運営委員会で経過確認、今後の活動方針を決定(6/19夜)
●今後について(2018.6.19 大阪ろうあ会館運営委員会で確認)
(1)北摂三団体を中心に、北摂地域の情報発信や収集。
また、そのための担当をほくほく内北摂協事務所に配置を検討
(2)北摂市町村の設置通訳者への安否確認などへの協力依頼
(3)ろう高齢者、重複ろう者、非会員に対する状況把握
9.雨の中、北摂三団体が緊急ミーティング(6/20夜)
・大雨が降り続くので地面の緩み、がけ崩れに注意の呼びかけ
・一部地域でガスが止まっており、高槻市障害者福祉センターはガス冷房のため、空調が使えず閉館中
10.ほくほくセンター長からの報告(6/20 20:03)
・利用者38名全員無事、職員も10名全員無事
・まわりで人命への被害はないが、家屋の被害がかなり出ている。壁にヒビが入った、便器が割れて水が飛び出した等。元栓を閉めて水を止めた人もいる。
・かなりの人がガスが止まっていて食事も作れない、シャワーも使えない。車で弁当を買い出したり、スーパー銭湯へ行ったり。コンビニに弁当やおにぎりがなくなり、品薄状態になっているところもある。車がない人はかなり苦労を強いられていると思う。
・屋根の瓦がはがれ落ちて雨漏りしているところもある。吹田市はこの様な人にはブルーシートを配布しているが、市役所ホームページで情報を発信しているので、高齢ろうあ者は情報がつかみにくい。
・地震でガスの元栓が自動的に閉じられて、リセットスイッチのことを知らず、一晩、二晩ガスが使えず、管理人や訪問した相談員に教えてもらった事例がある。
・こういう情報を、各市町ろうあ部会と北聴協で共有し、市役所、町役場に、手話と視覚的情報の保障を申し入れるなどの対策が必要。衣食住が出来ているかのチェックをして、不足していれば支援をお願い出来る窓口を設けるなど。
・ろうあ会館の相談員がほくほくに相談窓口を開設して、要請があれば現地へと出向いていく、ほくほくの職員も通常業務に支障の無い範囲で、相談支援が出来るよう、大聴協から大聴福に申し入れるなどの対応をお願いしたい。大聴福なら、ケアマネや相談員も当番でほくほくの相談窓口に行ったり、各市町の窓口を巡回して聴覚障害者支援に関する情報収集してはどうか?
・これから壊れたところに修理や改築などの為、公的な補助金が貰えるか? などの相談も増えてくるでしょう。
・子供が余震に対して怯える事例の報告もあり、メンタルケアも課題となる。
11.北摂ブロック長からの報告(6/21 10:05)
・ほくほく内に事務所を設ける。北摂三団体の大通研北摂ブロック、北サ連も協力頂き、誰かが事務所にいる協力体制を作る。
・ほくほくの利用者の中にもライフラインが使えず困ってる方もいます。高槻市は震源地ですが、隣市の茨木市の方がガスが止まってる世帯が多いとわかりました。水も一部の方がスーパーで買うことは出来るが、高齢者世帯で家がマンションでエレベーターが使えず、三団体の会員がお手伝いしてます。
・銭湯に身分証明を見せたら無料で入れると各市に情報発信してます。
12.北摂ブロック長より、ほくほくを運営する法人に対して職員の協力依頼文の要請(6/21 10:10)
13.大聴協役員へ経過報告をFAX発信、ホームページに掲載(6/21夜)
14.大竹会長より、大阪聴覚障害者福祉会専務あてに職員の協力要請(6/21 21:38)
15.北摂ブロック長より、大通研北摂ブロックからの情報メール転送(6/22 11:01)
・被害状況の把握
地震発生直後から大通研(北摂ブロック)および大聴協において安否確認がされました。把握できる範囲では大きなケガなどはなく、停電・断水・エレベーターの停止や家の外壁の亀裂、食器等の破損などの報告がありました。被害状況に応じて支援要請があれば対応する旨の申し入れをしました。
・茨木市の防災ネット(聴協・手話通訳者)による安否確認と、それにもれた方へのFAX・訪問による確認がされ、みなさん無事でした。ガスが止まっている、家の片付けが大変等の話に加えて、一部のコンビニ・スーパーの臨時休業、品薄状態で危機感があおられています。ガスが止まっている家庭が多く、生活に支障が出ています。
・地震当日、手話通訳者が現地に行けず、また、市役所への電話が通じず困ったろうあ者がおられました。茨木市役所の専任手話通訳者(正職1人、臨職4人)も定時に出勤できず、子連れ出勤や遅れて出勤された方もありましたが、2人は出勤できず、災害時体制の確立の難しさがわかりました。高槻市役所では専任手話通訳者は電車が止まっていたので自宅待機、窓口は午後から休止になりました。
・病院も一部休診です。古い日本家屋では瓦がズレたり落ちたりして、役所で配付しているブルーシートを求める方が多いです。屋根瓦の修理依頼をしても混んでいてすぐに対応できない状況です。
・20日朝、大雨による避難勧告が一部地域に発令されましたが、昼過ぎに解除されました。ガス復旧が遅れている地域では調理、入浴ができず困っています。すぐに食べられる総菜系が品切れ状態です。
・災害情報はHPに出ていますが、IT弱者のろう高齢者はわかりません。カセットコンロ配付、自衛隊による入浴支援、無料のスーパー銭湯、ゴミの出し方などもネット情報なので、スマホやネット環境があるろう者はそれらを活用して情報収集しています。
・高槻市役所はガス空調のため稼働せず、気温30度、湿度90%で執務されています。非協会会員にもわかる範囲でFAX連絡したところ、ゲガ等の情報はありません。
16.大竹会長から大阪府に地震による支援先の連絡先が電話番号しかない、不当な差別的取扱いにあたるのではと指摘。(6/22 14:53)
17.大阪府より「府民の方々への支援等について」のページにFAX番号、メールアドレスを記載した旨回答あり(6/22 19:55)
18.大阪三団体会議に北摂ブロック長出席。平日昼間(9時~15時)はほくほく内北聴協事務所で対応できること、平日昼夜(9時~21時)と土曜昼間(9時~17時半)はろうあ会館で対応することを確認。また週明け、行政に対して要望書を出すことを決定(6/22夜)
19.大阪府に対して要望書を提出(6/25 17:08)
20.北摂ブロック長より働きかけ、北摂各市が市役所に要望書提出。茨木市・吹田市・箕面市(6/29)