新年のごあいさつ

公益社団法人 大阪聴力障害者協会
会 長  大 竹 浩 司

 あけましておめでとうございます。昨年も多くの関係者からご協力やご支援をいただきました。厚くお礼申し上げます。
 昨年も新型コロナウイルス感染症による社会活動の制限が続き、当会は多くの行事や会議が延期また中止になり、会員とともに学習、また楽しむ時間がつくれなかったにもかかわらず、継続会員になっていただいた方々は当会にとって心強い存在です。感謝申し上げます。
 コロナ禍ですが、昨年の遠隔手話通訳派遣(大阪ろうあ会館)が3件で、幸いどれも陰性でした。ワクチン接種がすすんでいますが、第6波の恐れもあり、引き続き、情報保障には十分力を入れていきます。また昨年7月に電話リレーサービスがスタートし、365日双方向通信で、しかも緊急通報(110、118、119)もできるようになりました。このように少しずつですが、毎年私たちの生活が質的に向上しています。しかし、介護・福祉人材不足が相変わらず続き、これが大阪ろうあ会館や大阪聴覚障害者福祉会のろうあ者支援事業に深刻な影響を与えています。
 当会は大阪府や国などに要望を発信していますが、同時に会員のみなさんの力が必要であるのは言うまでもありません。今年こそ、会員数が上向きになるよう、役員一同頑張っていく所存ですので、当会へのご指導ご協力のほどよろしくお願い申し上げる次第です。

(ろうあ大阪 2022年新年号より)